悲しみや痛みはどんなふうに癒えていくか

カウンセリングでは、辛かったり苦しかったり、悲しい気持ちと、それをもたらした人生の出来事や人間関係などについてがテーマになります。

このような感情は、カウンセリングをすることでどのように変化していくか、BBC(イギリス放送協会)作成の動画を紹介します。

この動画は、大切な人を亡くしたことによる「グリーフ(悲しみ)」をテーマにしていますが、死別の悲しみに限らず、苦しさ、痛み、怒りなども、同じプロセスを進みます。


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こうすると日本語の自動翻訳が表示されます。



自動翻訳の日本語が少々ぎこちないので、私が訳したものを記載します。

「悲しみ」を、「苦しみ」「痛み」と読み替えてもみてください。



悲しみ(グリーフ)がどのようなものか説明しましょう。これ〔円〕をあなただとイメージしてください。

あなたの人生は全てこの円の中にあるとします。これがあなたです。

大切な人が亡くなると、その悲しみに影響を受けない部分はありません〔円の中の模様〕。

あなたの全てが悲しみでいっぱいになります。



この悲しみは、次第に小さくなっていずれは無くなっていくとされていましたが〔円の中の模様が小さくなってだんだんフェードアウトしていく様子〕、

現在では、残ったままではあるものの、それを中心に人生が広がっていくという考えに変わってきました。


人生にはたくさんのことが起きていきますが、その悲しみは私たちの中に留まります。

特定の日時、命日、誕生日、クリスマスなどになると、悲しみに引き込まれたりしますが、

その日が過ぎると、今では人生の一部なのだということを思い出します。

この悲しみは、永遠に暗くて黒いまま留まっているというわけではないとも考えています。

あなたの中に留まったままではありますが、形が変わったり、ぼんやりとして感じられたりします。

そうすると、悲しみで動けないままということなのでしょうか?悲しみからは回復できないということでしょうか?

いいえ。悲しみをあなたの人生の一部として抱えながら生きていくということを知るようになるのです。