冬の寒さの中でいのちを感じる
新しい1年がはじまりました。
カレンダーや時計のある生活の中では、「お正月」は特別な感じがしますが、でも一方で、散歩をすると、いつもと変わらない動物や植物を目にし、心が落ち着くのを感じます。
寒さが一層増すこの季節、葉が落ちてさっぱりと見える木々の中に芽吹きを見つけるのが、私はとても好きです。
ふっくらと大きなこの芽は、桜よりも少し早い時期に、黄色いかわいらしい花になります。
もみじの木の先にも、次の葉になる芽が。とっても小さな芽です。
冷たい空気の中、幹だけで立つ木々に、こんなふうな芽をみつけていくと、
命の流れとうごめき、
かわらずめぐる時間、
それを感じられて、
私はきっとエネルギーをもらっているのだと思います。
カウンセリングをもとめて来られる方の、寂しさや苦しさは、季節でいうと冬のイメージかもしれません。
でもその中に誰にでもある「生きようとするうごき」。
それは、この芽たちのように感じられます。
今年はいつもより開花が早いかも。
こんなふうに、「いのちのうごき」を感じながら、今年もやっていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。