同じものを見ているという共時性

いつもの時間ぐらいと思って出かけた散歩で、すっかり日が短くなっていることを感じます。

あっという間に足元は真っ暗。


スマホを構えている人が目に入りました。

じっとスマホのレンズを向ける、その一心な様子が

気配として私に伝わってきました。

その人の、そのレンズが向けられた方を見ると、夕日の残照がほのかに空に広がっていました。

きれいだな、と思いました。




同じものを見ているという共時性に、安らぎを感じるかもしれませんし、

同じものを見ているけれど他人であるということに寂しさを感じるかもしれません。


ほんの一瞬の関わりに不思議なつながりを感じるかもしれませんし、

ほんの一瞬で過ぎ去る関わりに孤独を感じるかもしれません。


オレンジとむらさきの複雑な色合いに、美しさを感じるかもしれませんし、

迫ってくる今夜の暗闇への不安が広がるかもしれません。


感じるその心は、わたしのそのときによっていろいろ。

今日も一日が終わります。