ラナンキュラスはゆっくりと花開く
私はパクチーが大好きでして、これまでに何度も栽培を試みてきたものの、いつも失敗してきました。
芽が出なかったり、芽が出てもナメクジに食べられたり、芽が大きくならずに死んでしまったり。
パクチー栽培がこんなに難しいとは。
冬にしては暖かい日が続いていた今年の初め頃、ずいぶん前に植えた種が芽を出しました。芽が出るはずの期間はとうに過ぎていたのに。すっかり忘れてさえいたぐらいです。
それから、死んでしまわないよう、毎日見ていました。
見てるからって成長するというわけでもないんですけどね。
一つだけ芽吹いたパクチー。少しずつ少しずつ大きくなってきてくれました。
そうしていると、また別のところでパクチーの芽が!
ヤッター!と喜んで、これまた丁寧に水やりしてきました。
するとなんと、これまたずーーーっと前に撒いた人参の種も芽が!!!
今はパクチーはワサワサしてます💓
植物の成長は、私の浅はかな知識や経験を越えたところで、その生命の力のままに芽吹き、育っていってくれています。
私はただただ気にしたり気をもんでいるだけ…。
昨年の冬に植えたラナンキュラスの球根。
すぐに芽が出て葉がしげったものの、なかなか花芽がつきませんでした。
3月の終わりになって急に気温が上がってきたころ、花芽が伸びてきました!
でも蕾から花開くまで、何日も何日もたっています。
こんなにもゆっくりと開く花。
そのゆっくりとした動きが、私の心にも積み重なっていきます。
心の動きや流れを、私は植物と重ねてみることがあります。
クライエントさんも、そして私自身も、”あるべき”流れやエネルギーのままに添っていく、
そういう感覚を大事にしたいなと思っています。