カウンセリングの期間について
カウンセリングはどのくらいの期間が必要ですか?というのも、よく寄せられる質問です。
お答えとしては、「クライエントさんによって異なります」になります。
ご希望でしたら、1回のみ、ということも可能です。
1回のみというのは、次のように展開することがあります。
- 心理療法(心理セラピー)として1回で終了できるような展開
- 「お試し」のような感じで体験していただくような展開
- 問題や状況などを整理して、どんなふうにご自身のテーマを扱っていくかということを理解するような時間となる展開
どんなふうに展開するかはクライエントさんのご希望や状態によりますが、ひとまず1回で終了できるように対応いたします。
数回程度で、クライエントさんが抱えていた問題や、扱いたいテーマが完結することもあります。
これまでの経験でも、ごく少ない回数で問題(症状など)が解決したり、希望を感じることができるようになって終了となったことがあります。
期間や回数を事前にお申し出いただいた場合は、その中で対応いたします。
例えば、3か月間とか、10回、などと具体的にご提示いただいた場合は、どういうことをテーマにしたり、どんなゴールをイメージされているかなどをうかがって、そこを目指して進めていくようにしています。
この場合は、テーマをより絞って集中して進めていくことになりますが、終了の時期がはっきりしているので、クライエントさんのほうも、モチベーションを明確にもちやすいようです。
比較的長い場合は、1年~3年ぐらいでしょうか。カウンセリングの実施頻度にもよりますが。
長くなるのは、いろいろな背景や理由があります。
でも長くなってきた場合は、どちらかというと、さらに長く続ける方が多いように思います。
それはおそらく、自分の「こころ」の深淵に触れていくと、ある程度継続的に、自分のこころを感じる時間の、生活での位置づけが大きくなるからだと思います。
私もカウンセリングを受けているのですが、それは自分自身を深く知っていくというための時間なので、「終わり」はないな~と感じています。カウンセラーと過ごす時間自体が、生活や人生の中で重要な位置づけとなっているという感じです。
こういう目的だと、頻回にカウンセリングをする必要はなくて、ある程度の間隔をおいて定期的に行ったり、時々気が向いたときに受けたり、ということになっていきます。
こういう理由で、カウンセリングの期間についてはっきりしたことをお答えすることができません。
これは私が行っているアプローチによるもので、別のアプローチでは、長期間が前提となるものや、逆に、短く終わるようにアプローチするものもあったりします。
心理療法は多様なので、心理療法の種類によっての違いもあるということです。
ご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。